心身の健康

秋の体調管理は「下へ、内へ」がポイント!自然から体のケアを学ぼう。

秋は気候が変わりやすいことをご存じでしょうか。
気候の変化で体調を崩される方も多く、もともと患っている病状も悪化しがちです。

でも、秋という季節性に着目していくと、体のケアもしやすくなってきますよ。

この記事では、
自然界のエネルギーの流れをみながら、

✅自然からみる人の体への影響
✅自然に合わせた過ごし方

について分かりやすくお伝えしていきます。

「外から内へ」エネルギーの転換

夏のあいだ、「内から外へ」出ていたエネルギーは、秋に入り「外から内へ」向かいます。

自然界と人の動きを見比べていきましょう。

自然界の動き

秋は作物が実るような成熟の季節です。
夏まで咲いていた花も、生命力を種の中に込めていきます。

人の体内の動き

ヒトの体も同じように、氣の流れが体外に出る向きから体内にこもるような転換が起きます。
毛穴が閉じ、寒い冬にそなえてエネルギーを蓄え始めるのです。

夏場は熱を発散するために開いていた毛穴も、肌寒くなってくると閉じていきます。
それにより、鼻や気官に負担がかかるようになってくることを覚えておいてください。

人の気持ちの動き

秋は気分が落ち込みやすい季節です。

体内の氣の流れが外向きから内向きに変化するため、
物思いにふけったり憂鬱になる傾向にあります。

「上から下へ」変化の多い季節

次は、秋の気候から生じる人の変化です。

「上から下へ」の流れが起こり、人の体にも影響が起こります。

秋の気候変動

秋は暖かい地域から高気圧が流れてきます。
気流は上から下へ流れ、暖かく乾燥した気候が中心です。

一方、寒い地域からの気団も流れてくるため、異なる2つの気団がぶつかり合い、
停滞前線が生まれ天気が不安定になる傾向にあります。

空気が乾燥しやすい

秋は気温と湿度が低くなり、空気が乾燥しやすい季節です。

そのため、鼻やのどの粘膜も乾燥し、傷つきやすくなり注意が必要です。

不安定な気圧

停滞前線が生まれることで、寒暖差も大きくなります。
昼は暖かく朝晩は冷えると体の変化も大きくなり、自律神経の乱れが起こりがちです。

秋にオススメの体のケア

秋を健康に過ごすためには、食材選びと気の持ち方がポイントです。

要所を抑えて、シンプルに説明していきますね。

「白い食材」を摂る

秋は、白くて辛い食材を摂ると病気の予防になります。

秋が旬の食材といえば、「大根・れんこん・ネギ」です。
症状に合わせて摂り入れると効果も上がりますよ。

感性を豊かに過ごす

秋は「下向き、内向き」という氣の流れから、内向的になりやすい季節です。

感情面では、「憂い・悲しみ」が出やすいといわれています。

自分自身と向き合うことで悪い面が見えてしまい悲観的になってしまう気持ちも分かります。
そんなときは、むしろ悪い面に気づけたことをチャンスととらえてみましょう!

自身を客観的に振り返ることは、新しい人生への第一歩です。

自然を感じ、生きましょう

秋という季節を理解すれば、おのずと体の変化もみえてきます。

まずは自然の移り変わりを意識することから始めてみてください。
いままで何気なく見ていたことが、違ったかたちに見えるかもしれません。

秋は植物と同じく「成熟」の季節といえます。

感性を豊かに、さまざまなことにチャレンジしてみてくださいね!

 

作成日 2024年9月1日

  • この記事を書いた人

佐伯生薬

難病と20年に渡り闘病するも断念。その後、自身と向き合い、5年かけて人生好転。 愉しくシンプルな『難病サポート』を提供中。

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