研究報告

自己免疫疾患を手なずける。あなたの体について把握していくことが改善の糸口になる。

代表的な自己免疫疾患は

・関節リウマチ
・全身性エリテマトーデス
・シューグレン症候群
・潰瘍性大腸炎
・クローン病
・皮膚筋炎/多発性筋炎
・ベーチェット病

以上に限らず自己免疫疾患は数多く存在しています。

免疫系は恒常性を支える柱の一つです。

難病でなくても、アレルギーをお持ちの方にも関係してくる話です。

実は、自己免疫疾患というのは、免疫システムが異常になった状態で、この異常は適正化することが可能であると考えています。

この記事では、

✅免疫における問題点
✅免疫システムを適正化すること

について分かりやすくお伝えしていきます。

終わらない免疫抑制剤

自己免疫疾患の方をサポートする中で思うことは、意外と免疫力(抵抗力)が弱くないことです。

「でも、免疫抑制剤で免疫力は低くなっているんです・・・」

そうなんです!

症状を抑えるために免疫抑制剤を投与されているんですよね。

だから、
風邪もひきやすくなりますし、気候の変化やウイルスなどの外的要因に左右されやすくなってしまうのです。

私も、免疫抑制剤には長年のあいだ相当苦しめられてきました。

難病を患っていると、風邪をひくことをきっかけにして病状が悪化しやすいからです。

風邪をひいたら炎症反応が上がって即入院したこともありました。

①難病を安定させるために薬を投与
②薬で免疫力が下がり風邪をひく
③風邪をひいたことで難病悪化

「私は何をやっているんだ」
「これは抜け出せないループでは?」

このままにしていたら、
もともともっていた免疫力もぼろぼろになって、別の病気にまで発展するのではないかと怖くなってきました。

でも、
私はもともと、風邪をひかないことには自身があったのです。

なぜか攻撃的な免疫系

私はあることを閃きました。

「もしかして、免疫系が攻撃的になっているんじゃ?」

免疫の働きは「自己」と「非自己」を見分けることが正常に働くポイントとなっています。

※免疫系の仕組みについては、
アメブロの記事で分かりやすく説明していますので、ここでは省略します。

そう考えたとき、
私の免疫系を犬で例えると、

「猛犬」

そういえば、
友達の家で飼われていた“ドーベルマン”に追いかけられたことがありました。

あのとき私はおそらく
『人生で一番足が速かった』と断言できるほど、その恐怖を今でも覚えています。

私はある仮説を立てました。

自分の体にとって良いもの悪いものを上手く認識できず警戒心の強い状態になっている。

だから、
体にとって悪いと思うことをすると過剰に反応してしまうのではと考えました。

猛犬を手なずける日々

私は自分の中に存在する猛犬を飼いならしていくイメージを模索していきました。

そこからは試行錯誤の毎日です。

それまでは病状を抑えるため徹底的に食事制限していましたが、あえて体に悪いものも食べました。

やっぱり下痢や腹痛の嵐です。
下血(血便)も頻繁に起こります。

それでも私は、
抜け出せないループの軌道修正のため自分の体を実験体に何年も試していったのです。

そうして実験していくうちに体が変化していくことに気づきました。

それまでひどかった下痢や腹痛、体のだるさや貧血など、病気の症状がだんだん穏やかになっていったのです。

炎症反応は正常ではないものの急激に悪くなることがなくなっていきました。

そうして、
最終的に病気の症状はまったくなくなりました。

さらに嬉しいことに、
以前よりも免疫力が向上していることも実感できました。

ちょっとした風邪なら一晩でリカバリーできるほどの水準にまで至ったのです。

「猛犬がなついた!」

と喜び実感した瞬間でした。

体の認識を正確にしてくれる

はじめから、体は何にも悪くなかったんだ。

そう気づかされました。

ちょっとしたボタンの掛け違いで人間関係がこじれてしまうことってありませんか?

そんなとき、
いくら相手に弁明しようとしても何も聞いてくれません。

言うこと全部、返ってきてしまうんですね。

でも、
もともとはお互いが歩み寄ろうと近づいたことで摩擦が起きてしまっただけ。

その摩擦は「挑戦したことの証」なんです。

体のことはあなたしか理解してあげられません。

あなた自身がすでに、“あなた”というプロフェッショナルなんです。

私がしたことは、まず体の認識をフラットに戻し、そこから方向付けをしていきました。

そのおかげで免疫の暴走を穏やかにし、病気の症状を消すことに成功したのです。

この方法は免疫抑制剤などの免疫力を抑えるやり方ではなく、免疫力は維持したまま自然な流れで体を穏やかな状態に流していくものです。

やり方はとてもシンプルで誰にでも活用できます。

 

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体はあなたの声を聞いている

いかがでしたでしょうか。

あなたの体のことは、あなたが一番知っています。

他の誰かは、体の痛みを直接知ることは出来ませんよね。

だから、
あなたの考えていることを一番知っているのも、あなたの体ということです。

体は、あなたの一番の良き理解者なんです。

なぜ体の仕組みがおかしくなってしまったのか、考えることから始めましょう。

意外と小さなことの積み重ねや、何かの因縁が重なって病気として発現している可能性もあります。

病院の外でやれることは、意外とあることを知っていただければうれしいです。

 

作成日 2024年9月15日

  • この記事を書いた人

佐伯生薬

難病と20年に渡り闘病するも断念。その後、自身と向き合い、5年かけて人生好転。 愉しくシンプルな『難病サポート』を提供中。

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