研究報告

難病克服の再現性を高めるには?偉業から学ぶ、裏側に積み重なる日々。

難病を克服するためには、「再現性」を高めることが重要になってきます。

難病が進行性の場合は特に大切で、その後の病態の推移を左右するほどです。

今回は再現性を高めるヒントとして、みなさんが憧れる『大谷選手』を取り上げてみます。

「野球選手と難病の何が関係あるの?」

と思われそうですが、野球選手に限らず、偉業を成し遂げている人には共通する在り方が存在しているのです。

この記事では、

✅偉業の裏側に積み重なる日々
✅再現度が自信につながっていく

について分かりやすくお伝えしていきます。

偉業の裏側に積み重なる日々

計り知れないプレッシャー

日本人選手初となる、40本塁打・40盗塁『40-40』を達成した場面をご覧になられましたか?

同点で迎えた9回裏、二死満塁で満塁ホームラン!

『いや、漫画の世界か!』

って皆さん盛り上がりますよね!

だって、
“9回裏二死満塁”って、やばくないですか?

しかもみんなの期待を背負うというオマケ付き。

相当なプレッシャーですよね。

この偉業は彼だからこそ達成できたものだと、誰もが思うのではないでしょうか。

偉業の陰には積み重ねが必ずある

大谷選手が高校時代に書いた「マンダラチャート」という目標達成シートを見たことはありますか?

1枚のシートに自身の目指す姿を分かりやすく表現できます。

私もひと通り学んで活用させていただいています。

何をすれば良いのか頭の中がごちゃごちゃな方は活用すると整理できますよ。

ここで私が言いたいのは、
この9×9=81マスに書いてあることを毎日忠実に積み重ねてきた結果が今にある、ということです。

「でも、才能があったからできたんでしょ?」
と思うかもしれませんね。

それはもちろん否定しません。

自身の特性を理解して、活かすことができたからこその実現なんですね。

でも才能があれば誰でも実現できるかといえば、そうとも限りません。

実現するために大事な要素は他にもあるんです。

再現度が自信と直結する

実感があれば再現性も高くなる

ここで大事なことは、
いくらマンダラチャートを作成して毎日頑張ったとしても、自身に実感がなければ“成功する確率は低くなる”ということです。

やってみて手ごたえがあり、

「よし!これで大丈夫だ。」

と腑に落とすことができます。

だからこそ、
再現性を高めるために、その都度、方向性の修正が必要です。

『これをすれば正解』なんてことは基本的には存在しないんです。

“9回裏二死満塁でホームランを打てる”という自信(=再現性)があったから、

大谷選手は、
普段どおりに当たり前のことをしてそれが起こったということです。

 

でも、そんなことを言うと、

「感動が薄れるから、そんな正論はいらない」

といわれそうなので、ここらへんで止めておきます(笑)

私が何を言いたかったのかというと、難病でも同じことがいえるんです。

きっかけづくりをするだけ

私が提供しているサービスは、“難病克服の再現性を高める講座”とも表現できます。

いままで難病を患った方に限らず、多くの方の人生を観てきて思うことは、私はきっかけづくりを提供しているにすぎない、ということです。

病気の人に直接なにかをして病気が治るということは基本的にありえません。

これは医療行為においても例外なくいえることです。

なぜなら、
最終的にはその方の体が持つ生命力にゆだねるしか無いからです。

ここは意外と皆さん抵抗を示されるポイントです。

その理由をきくと、

「誰かに治してもらいたい」

という想いがあるからでした。

いのちについて理解を進めたい方は、「健康観養成講座」で学んでみてください。

病気の全体像がシンプルなかたちで観えてくるはずです。

いったい誰の人生なのか

私がみなさんに、

「私の言うことをすべて信じなさい、そうすればすべてが良くなります。」

と言えば、
みなさんを誘導することはできるでしょう。

でも、
そんなことをしたら、みなさんは自らの力で歩むことを止めるでしょう。

なぜなら、
誰かにゆだねていった方が楽に生きられるからです。

人は誰しも、最終的には楽に生きたいという思いをもっています。

だけれども、
そのためにツラい思いや頑張ることをしたくない、という方がほとんどです。

 

ここも勘違いポイントで、
なぜ人生を楽に生きるために

・頑張らなければいけない
・ツラい思いをしなければいけない

という発想が生まれるのでしょう?

そうしないと楽に生きれないと誰に言われたんですか?

ここは皆さんによく考えてほしいところです。

皆さんが目指している本来の人生ってそんなツラいものでありませんよ。

 

だから私は、
みなさんに『愉しく、シンプルに』をお伝えしています。

必要なことだけにシンプルにそぎ落としていくと、身体はラクになっていきます。

ラクになったところへ、その方の人生が伸びるようエネルギーの使い方をお伝えしています。「バランス力養成講座」はその一つですね。

人生はシンプルですが、よく考えないと周りに流されてしまいます。

自身と向き合う時間をつくることも、人生をラクにする秘訣です。

 

作成日 2024年9月20日

  • この記事を書いた人

佐伯生薬

難病と20年に渡り闘病するも断念。その後、自身と向き合い、5年かけて人生好転。 愉しくシンプルな『難病サポート』を提供中。

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