難病を患うと、活動の制限をされることが多いです。
なぜなら、活動することによって病気が悪化したり再燃したりするからで、安静第一を優先的にいわれることが多いです。
そうなると、生活は安静が主軸となり、体を動かすことは控えめになる傾向にあります。
それでは、
病気を克服するために、安静第一で本当にいいのでしょうか。
この記事では、
✅入院生活から学んだ病気への在り方
✅安静と活動のバランスの重要性
について分かりやすくお伝えしていきます。
入院生活を改めて考えてみると
入院を繰り返して気づいたこと
私はこれまでの人生で入院を6回経験しています。
その6回は難病を発症した1999年から2007年の間のものです。
あの頃の私の人生は本当に荒れていました。
でも、
度重なる入院の経験の中で体の変化を知ることもできました。
そのひとつが「体の衰え」です。
入院すると専用のベッドが用意されます。
一般病床の広さは患者1人につき“6. 4平方メートル以上”と定められています。
これだとイメージしにくいですね。
だいたい“3~4畳(畳3~4枚分)”です。
意外にも理想的な環境だった入院生活
これを狭いか広いかどうなのかは個人の価値観によりますが、スペースの大半を大きなベッドで使ってしまいます。
だから、
1日の活動はベッドの上を中心に行うことになります。
私はベッドの上に座りながら勉強したりしていました。
疲れたら、そのままベッドにゴロン。
「あれ?実はこの環境って意外と理想的なんじゃ?」
入院病棟に備え付けのベッドって一般的なものより高品質なんですよね。
長く寝ていても体が痛くなりにくい。
医療用・介護ベッドの分野では、「パラマウントベッド製」が国内シェア約7割を占めているそうです。
このベッドの価格を調べてみると、数十万円レベルもするようです。
そんなベッド、自宅にありますか?
私なんて、1,500円のヨガマットで寝ていたことがあるくらいですよ(笑)
【私がヨガマットで寝ていた頃の話しは◆こちら◆】
入院生活で愕然としたこと
話を戻すと、入院生活では“安静第一”となります。
なぜなら、
体に備わった機能で病気を治してもらわないといけないから。
投薬などの医療はあくまでその補助的存在です。
【忘れた方は◆こちら◆よりおさらい】
私が数ヶ月の入院生活を終え、学生生活に戻ったとき、その変化に愕然としました。
以前のようにキャンパスを歩き回り講義を受けたのですが、翌日にとんでもない筋肉痛になってしまいました。
普通に歩くだけで筋肉痛になるとはどれほど私の体は弱ってしまったのか…。
普段から何も運動していない人でも日常生活を送る中で少なからず体を動かしているものです。
しかし、
入院生活ともなると、至れり尽くせりの環境で自分から何かをすることがないのです。
病気を治すためには安静にし続けていれば良いという訳ではありません。
人生をあきらめないで欲しい
筋肉の機能は適度に使えば発達し、使わなければ萎縮し、過度に使えば損傷する。
ドイツの学者ヴィルヘルム・ルーによる「ルーの法則」として現代のスポーツ科学などの分野でよく知られています。
機能を失っていく体の本来の機能を取り戻すためには「使わなければ」いけないのです。
これが、
安静と活動のバランス。
つまり、
“守り”と“攻め”のバランスです。
病人だからといって受け身になるのではなく、能動的な態度も必要なんです。
だからこそ、
あなた自身が「克服する」という意志を持つことが大切です。
私はどんな絶望的な状況でもあなたの可能性を一切否定しません。
たとえあなたが医療機関に匙を投げられたとしても、です。
本気で難病を克服したい!
そう強く想う方には適切なサービスを受けられることをおすすめします。
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段階に合わせたサービスがありますので、ご興味のある方はぜひご検討ください。
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以上、
安静と活動は偏ることなく、バランスよく生活に取り入れていくことが大切、という内容をお伝えしました。
病気に振り回されない、あなたらしい人生を送っていきましょう。
作成日 2025年1月7日